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『他ならぬ、他人の為に』

「不善か或いは偽善。他ならぬ他人の為に私は何が出来るのだろうか」

「普通の善意を与えれば宜しいのではないですか?」

「俺には大した能力は無いよ。俺には何も無い。全ての行為に対価が必要であるとは思わないが、しかし確かに何かは必要なんだ」

「何かってなんです?」

「さぁ、善なる意思かな? それとも綺麗な心とか? どの道、俺にはそんな殊勝なモノはないよ。だって俺は大して他者に興味が無いんだから」

「他人に関心が無いのに、しかして他人の為に何かをしたいと思うのですか?」

「それが何か可笑しいかい? 他人という個々別々の存在に対しての感想は、人それぞれに程度の差こそあれ皆等しく大した関心を持ちえていないよ。それは事実だ」

「そんなもんですかね?」

「そんなもんさ。誰もが他人に無関心だ。そしてその上で俺は云うよ。誰かの為に何が出来るのだろうかと」

「矛盾ではなく?」

「矛盾無く。それは何故か? 個々別々の他人ではなく、他者の為に何かをなす事。それはつまり、他者という概念、その不特定多数の集団に寄与する事が、結果的に自分の為になり得るからだ」

「要するになんなんですか」

「他者という集合体、それはつまり社会というシステムの事だ。固有の他者ではなく、匿名の誰かの為の善。他人の集合体である社会システムが良好に機能するという事が、自分のよりよい生の為に必要な事なのである」

「目の前でなぶり殺される人間を助けず、より早い警察の到着を望むような事ですか」

「多少語弊はあるがありていに言えばその通りだ。人を一人ひとり助けて回ることは大切な心かもしれないが、もっとマクロな視点に立って社会システムの向上を考える事も重要な事だろう」

「机に向かってブログを書き続けることの方が重要だと?」

「さぁ、どんな行為がさて社会システムの向上に寄与するのだろう。人々の幸福に寄与するというのだろう。どのような行為であれ思想であれ、それを無意味であると断じても意味は無かろう。通り魔をぶちのめす事と政治に対して物申すこと、どちらが優秀だというのだね」

「どちらも大切なことですね」

「ならば、それでいいじゃないか。他ならぬ他人の為に、俺は家に引篭もってキーボードを叩こう」

「そして無意味に人は死んで逝く。やるだけ無駄なら文章書くのもブログ書くのも大した意味は無いですよね」

「諦念は絶望である。無意味だなんて、そんな事は百も承知だ。だのに、何もせずにはいられないと云うんだ。助けられないことを知りながら、それでも何もしないでは於けないんだ。それは偽善か? 不善なのだろうか」

「影響力が0なら、善にもならない」

「生きるだけ無駄である」

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雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『それはつまり、因果のように』

「普通に生きれば、普通なようにしか生きられない」

「ん、なんかの格言とかですか? それ」

「いやなに、取り立てて深い意味があるものでも無いよ。なんともいやしかし、どうにもそんなもんさ」

「よく解りませんが。どうしたんですか? 何か嫌なことでもあったとか」

「なにもないさね。……いや、何も無いからかな」

「どうしたんですか。らしくないですね。いえ、覇気がないですね」

「腑抜きって事かい? さぁどうだろう。なにかあったという訳でも無いし、なにも変わっちゃいないんだけどさ」

「元から腑抜けですもんね」

「胆に力が入っていないよな。腰が無いというか。腰砕け? 元より砕けるような芯も無いか。云ってて空しくなりそうだけどな。いや、既に空しいけどさ」

「体が今年の寒さには耐えられなかったって事でしょう。来年からは凍眠を視野に入れたほうが良いんじゃないですか?」

「寒くて日の光も浴びられないと心が腐るからね。必要なのはむしろ凍眠より健康的な生活じゃろうか」

「ようよう恵まれてる方だとは思いますが」

「人間は一人ひとり違う物でさ、ソイツに合った環境ってのもやっぱり違う物なんだ。客観的に恵まれていたとしてもそれがソイツにとって最善であるとは云えないんだ」

「恵まれているならあとは気合で何とかしろよ。贅沢いってんじゃねぇ」

「強い意志や弱い意思も結局は環境の賜物か、或いは資質の問題か。いや、恵まれていると云えるならあとは気合の問題でしかないのか」

「気合だけが問題だというのならば、それほど簡単な問題解決手段も無いですよね。だって『気合』さえ出せれば解決するんですから。金も必要なければ特殊な技能や何かが必要なわけじゃない。だた『気合』があればいい。実に単純明快」

「確かに。自由意志さえあるならばその努力というモノは常に普通に考える限り達成可能な命題でしか無い。それを不可能であるという事は努力という心情すら人間個人には支配できない“何か”であるとする様な事だ」

「不甲斐ないのは常に心ですね。気合を見せてくださいよ、是非とも」

「心に筋肉が無いとそれもままならないんだけどな」

「軟弱は社会悪であるッ! がんばるだけで解決するような事の何が難しいというのですか」

「怠惰は生物の本質の表裏でもあるよ。常に努力を、集中力を、気合を、一心不乱に、脇目も振らず、あぁただそれだけの事が人間には大変なことなのだ。やんなるかな人類」

「常に最善など無くても、休憩を挟みつつでも、その姿勢を崩さないことが大事なのでしょう。そしてそれはフツウの事なのです」

「それはフツウの事なのか」

「えぇ。そして、“それは前提条件でしかない”のです」

「前提条件。そうだ。人生は常に、その先により深い意味を持ちうる。生きる事に四苦八苦しているようじゃ、楽しい人生は生きられないよ」

「努力するのは前提条件」

「楽な人生には、その程度の意味しか無いだろう。普通な生き方には、普通なイベントしか起こらないだろう。それは因果だ。当たり前のようにそれは事実なのだ」

「旅行にでもいきたいですね」

「目的が無けりゃ、それも普通の経験でしかない」

「人生は手段か目的か」

「人生は作品だ」

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『世はなべて殊もなく』

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
コミックス・コード

僕はその地に降り立って、改めて事の惨状を理解した。
辺りには無骨というか酷く普通な街並みが広がっている。ただそれだけの事が無性に不安を掻き立てる。
通り過ぎる人々にも色が見えず、ただただ街に溶け込んでいる。
一体この街はどうしてしまったのだろうか?

僕が立ち止まって戸惑っていると、後からやってきた友人が不審げに声をかけてきた。


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『爆発的情報進化 Meme Explosion』

「なんだかなぁ……時に疑問なのだが、“リセット”するって事はそんなに必要な事なのかナァ?」

「──何の事です?」

「だからさ、再起動による再構築は必要なのかってことなんだけど」

「よく解りませんがRebootなら別に必要ない訳が無いんじゃないですか? アップデートとか色々と」

「うーん、確かに抜本的機能向上に伴うリブートは必要だとは思うんだよ? でもさ、そんなに頻繁に再起動をかます必要が俺には理解できないんだよナァ」

「話が微妙にずれているような気もしますがね。それはそうとそれって何の話です?」

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『Fight and Flight』


「ネットは広大だわさ」

「語尾の所為で全てが台無しですね。それはそうとなんです唐突に」

「いやぁ、ワイヤードはもう既に広大無辺にして一つの人の個においてもはや無限を体現したような物だよネェ。無限無限。どこまで広がり続けるのか、何処まで固まり続けるのか。俺にはもはや考えも及ばないヨ」

「そりゃまぁ、ほら、今の時代情報と技術の爆発って奴ですか? その内頭打ちになるとしてもあれですね。おおよそ全体を把握するんてのはもはや人間の手に余る所業ですよネェ」

「人間の主観を集団において同調並列化できない以上、無数の砂粒は無数のまま数えることは不可能だよね。あぁ、ああ。ぁアアあアああぁぁァアああ。やんなるかなやんなるかな。世の中どうかしてるよホンと。そうは思わんかいねぇ? 思わんかいね?」

「あんたがどうかしたんですか、ですが」

「鬱々う鬱うつ……人ってのはなんだろうね、やっぱりその想像力が諸刃の刃になるって事ナンやろかね。いやさ、ほらさ、ネットが広大で無辺で無限で巨大なって事はだよさ。此処に居る自分って個人がなんなのかさーって思っちまうんだわサー。なんなんだろねーホンと」

「人が多いからですね」

「そうだな。人一人がなんらかの情報を毎日、そう、個々に於いてその加減はあろうとも、上げつづけるものならば。最近じゃあたった一日、数時間、数分だけでもとてもじゃないが把握できない量の情報がアップロードされるようじゃないか。狂ってるよね。それとも普通なのかな? 普通だと思いこんでるだけなのか本当に普通なのかワカラナイな」

「それは事実として狂ってるのか普通なのかって事ですか?」

「あ、いや、そう云われれば確かに、そんな選別はありえないな。狂気か正気かは主観でしかないんだ。アレがコレが狂ってるか異様なのか、それを決めるのは観測者たる己の裁量だけか。ネットが壊れて狂ってるなんて思っちゃうのは俺の感傷だけど、うーん、じゃあそういう風に感傷を覚えてしまう俺は狂ってるのか異様なのか」

「有識者における多数決が民主的ですかね」

「お前は狂ってるって多数決で云われたら俺は狂っちゃってるのかナァ。困るナァそれは、なんか納得いかないナァ。だって可笑しいじゃんよー可笑しいよなー可笑しい。あれ? 誰が可笑しいって?」

「お前がね」

「まぁ今も昔も情報価値の低いタワゴト戯言は人の数に応じて吐き続けられてきたものだし、それが吐き出される空間が大気中なのか空気中なのか、それとも電脳中なのかその違いなんだろうよさ。それはまた大きな違いなんだろうけどさ」

「でもそう考えるなら、それこそチャットか掲示板かTwitterかブログかSNSかどうでもいいレヴェルでの会話だか駄文だかそういう全てをひっくるめて無視しちまえばいいんじゃないですかー? それこそ普通はあなたの耳には届かない空気中に霧散するべき言の葉に過ぎないんですからね」

「あぁうん? うん。まぁそうだね。聴こえるべくも無いし聞くべきでもないそんな雑音に惑わされるなんてのは馬鹿馬鹿しいさな。だが問題なのはその中にも必要であろう大事な情報もあると思うんだけど。あぁもう頭が痛くなりそうださ。──どうしたもんだわさ」

「寝ればいいんじゃないですか?」

「アァ、逃避かい? 逃げちゃうのかい? 現実逃避ってぇ訳かい?」

「うざッ。うざー。珍しく鬱々してると思ったら鬱になるとうざキャラになるんですか? うざッ。逃避なんてのはモノの云い様じゃネェかよ。人間あらゆる事に立ち向かえるわけがねーんだよ。あぁもう。多かれ少なかれ人間は逃げ続けてるんですよ。走り続けるの。それは逃走でありかつ闘争!」

「Fight and Flight ! なるほど。戦う為に逃げる事も必要だ。あらゆる闘争に参戦していたら人間は身が持たないよ。必要な闘争のための逃走。それが明確に敵であろうとも、それが戦うに値する敵かどうか見極め、そうでないならばその敵前からの逃亡も必要だということだよ。それこそが、その逃亡こそが闘争の為の闘争の一環、という訳だ」

「どうでもいい事でくよくよするなんてのはまぁ大した意味も無いですよね。そこに意味を求めてしまう、っていう所がそういう意味でそっち系のそっち系たる所以なのでしょうけど」

「どうなんだろう? そんなどうでもいい事でどれほどの人間が鬱々とするのだろうね」

「誰でもという訳でも無いし何時でもという訳でも無いんでしょう」

「まぁね。感傷的な時分も大いに関係するのだろうよね。まったき面倒な事ではあるのだけれど、困った事にナ。そういう時節もあるという事かね。最近寒いしね」

「それ云ったらそれこそどんどん寒くなっていきますよ」

「四季折々の世界は素敵で大好きだが、俺は陽気が一番性に合ってるよ。いや、消去法で陽気しか性に合わないと云うべきか。寒いのは苦手だし暑いも好きじゃない。特に寒いと──」

「寒いと? なんです?」

「体が、死んだように感じるんだ」

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『重力の中』

以下、恐ろしく駄文


ゴパァアアン!!という、甲高くそして響くような音が遠くから耳の近くで聴こえた。

僕はそれを特に気にする事もなく、屋上へのドアを開ける。ぎぃいい……というようなテンプレ的な音が聴こえ、僕は扉を開け放った。

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『ロストリモート』

「日々是安寧である。変わらぬ安寧の日々ほど人の求める物は無いな」

「さぁどうでしょう? それはあなたが怠惰なだけでは?」

「怠惰である事を否定はできまいがな。常識的に考えてみたまえよ。毎日が常に変化に満ち溢れているという事などあろうか? 大同小異の違いはあれど、人間の日々の営みなどそう変わる訳ではない」

「ま、そうかも知れませんけどね。そうかも知れませんがそれを肯定してしまうのはどうかと思う次第な訳ですよ」

「別に。肯定したい訳ではないよ。しかしそれは事実であり、否定してもしょうがない事ではあろうよ? 知っているかい? 人間の行動範囲など、実際のところ、年間通してもそう変わるものでは無いそうだよ」

「そう、なんですか?」

「思い起こしてみたまえよ。朝起きる。そしていつもの、いつも変わらない道を通って、駅に入って、いつもと同じ場所で電車を待って、いつもと同じ路線に乗って、職場のある駅で降りる。いつもと同じ時間をかけて同じ職場に着く。いつもと同じようにPCを立ち上げる。ルーチンワークだ。帰りも同じさ。ほとんど道を違えることなく駅に着き、同じ路線に乗り、同じ速度で歩き、同じように家に着く。なにも変わりはしない毎日、日常だ」

「まぁ、あんまり違わないですよね。普通は」

「お前の行動範囲をグーグルマップに映してみようか。そしたらほらどうだい。一週間通してたいした違いもなく、同じところを行ったり来たりじゃないか。年間通してだってかわりゃしない。お前の行動範囲の軌跡は、たいしてずれる事無く上下左右に運動するだけだ。赤いマーカーが線を濃くするように、同じ線をなぞり続けるのだ」

「そうですね」

「人の行動などかわりゃしないんだよ。行ったり来たり。誰が進歩しない事を攻められようか。人間は本来的に、“進歩しない”生き物なんだよ」

「──だからなんです? まさか職場の行ったり来たりが変わらない程度の事で人間の無進歩性を訴えるとでも? 職場への道が変わらないのは合理的な行動の結果に過ぎませんよ。いつも買い物に行くスーパーが変わらないのも同じです。もう一度云いますよ。だからなんなんです?」

「ははッ、流石に戯言に流されはしまいか。まぁね。その通りさ。毎日道を変えるのは不合理だし危険だね。ルーチンを組まなければ人は物事を上手く運べない物だ。毎日が変化に溢れていたらまともな生産活動など行えないね。日々が日常である必然性などこれだけで十分さ。狩猟民族は安定して繁栄できないからね」

「農耕民族であることの必然性ですね」

「まぁそういう事さ。なにも変わる事無く日常を歩もうか。それは日々を生きる為の知恵だ。毎日行ったり来たりしようか。それが出来るだけでも、またその人間は上等な部類さ。──しかし可笑しな話だ」

「……なにがですか?」

「日々が変わらないことを否定してはならない。変わり続ける日々など疲れるだけさ。だがしかし、日々が変わらないことを肯定しても為らない。変わり映えしない毎日なんてものを全面的に受け入れる事など、到底できない事だ」

「そりゃそうですけどね。でもさ、人間なんてそんなもんでしょ。大同小異。大筋は同じでも細部は異なる物です。毎日の小さな変化があれば、それがどんなものなのかは知りませんが、十分なんじゃないですか?」

「その、毎日の小さな変化を、お前は覚えているのか? 毎日毎日、大同である事を享受しながら、小異をきちんと日々の中に感じているのか?」

「それは──」

「覚えてないのなら何の為の小異だ。それはもはや、記憶にも残らないただの瑣事さ。大同小異と云いながら、その実その小さな変化すら結局は変わらぬ毎日のレパートリーの一つに過ぎないんだ。日々の中の小さな変化? 素晴らしい考え方だな。じゃあ教えてくれよ、その素晴らしさを。心躍るような瑣事を聞かせてくれよ」

「心躍るような瑣事なんてものは……ありませんよ。毎日いろんな会話したり。それでいいんじゃないですか?」

「それで良いと思えるのならばね。だがどうだい? 本当にそんな記憶にも残らないほどの変化で、果たしてお前は本当に異なる毎日を送れているというのかい? ははん、全く、思い返してみろよ。どれほどの違いがお前の一年間に在ったというのさ?」

「色々在りましたよ。色々とね」

「色違いの記憶だな。色々在ったという言葉ではなにも無かったというのと同義さ。毎日を劇的である必要など無いがね。しかしルーチンワークで一年を終わらせてさ。それで自分の人生に何かあったといえるのかい?」

「在ったといえるでしょう。無いというのならば、それこそあなたの生き方が変なんですよ」

「在ったかな? 在ったような気もするし無かったような気もするな」

「それは日々是怠惰であったという証左でしょうよ。変わらぬ日々を嫌悪する? はん、そんな事をいう暇があるだけ、あんたは変わらぬ日々を送ってるって事じゃないですか」

「あぁその通りだ。そんな事を云う時点で、それは自己言及なんだ。人は自分の事しか語れないものさ。自分の中の殻から、考えから、価値観から、外には出られないのだ。だからこそ、あらゆる問題提起はそいつ自身が抱えている問題なんだ」

「だったら、なんとかしなきゃいけないですよね?」

「あぁそうだ。だからそうだ。ブルースドライブモンスター。退屈な日々を踏み潰してはくれないか」

「踏み潰せよ。おまえ自身で」


「待っているのさ。それが一番楽だからね」


「ずっと待ってろ。何も起こらないから」


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『あんちのみ?』

「背中から殴られるのは人望や人徳がないからかな?」

「いや多分注意力が無いからですが。背中から殴られると考えが及ばないのが最大の原因じゃなかですかね」

「あぁあうん、まぁそうかもな。まさか殴られるとは思ってなかったというのが正直なところなのかも知れん。殴るつもりが無い人間にとって殴られる事は結構想定外なものだ」

「人を殴るぐらいの度胸があってもいいとはいいませんが、殴る殴られるって事が世の中にはあるんだって事を多少は意識した方がいいかもしれませんねぇ」

「なんだかよく解らん事はめんどくさいなぁ。殴られるのはめんどうだが殴られる可能性を考えるのもめんどいんだ。そういう場合はどうすればいいんだろうね?」

「殴らなそうな人と付き合うぐらいしかないんじゃないですか」

「あぁもういいや。めんどくせぇ。そういう面倒な話は出来る限りよそでやってくれ。俺には何の関係もないぞ。どうぞ向こうでやり合ってくれ」

「あっは、それこそ思考停止ですね。貴方の嫌いな思考停止ですね。思考停止ですよね?」

「……あぁそうだな。そうだった。まさに思考停止だ。めんどうだからと向こうに追いやって、そして考える事をやめている。殴られるなんてのは全く御免被るが、しかし、あぁ“何も考える事を止めるのはもっと御免被る”!」

「しかし面倒である」

「あぁ全く面倒である! 知るか! 嫌なんだよ! あぁイライラする! 知るかよ! なんで殴るんだよ。わからねぇんだよ。殴るとか殴られるとか勘弁してくれ。世の中は善意で成り立っているのか。だが善意を当てにしてはいけないんだ。そんな物は朧な物だ。善意なんてのは空虚な物だ。殴られるなんて一瞬だ」

「相当来てますね」

「いや、もうどうでもいい。その程度の事だ。気にしても始まらん。だがね、あぁ、それでも在るんだ。思うところは色々在るんだ。そして面倒でもある。勘弁願いたいものだね。こういうのは趣味じゃないんだ」

「実体験するのは勘弁したいと?」

「あっは、なるほど確かにそれはあるかも知れん。実体験するのは面倒だな。楽しい事ならいざ知らず。楽しい事ですらいざ知らず」

「経験や体験を軽視すると深い人生は送れませんよ」

「それはそれで嫌だな。どうすればいいと思う? 嫌な事は経験したくない。だが経験浅い人生は嫌だ。さぁどうするべきなんだろうね? 深い二律背反だとは思わないかい?」

「浅いジレンマですね。そんな言葉を吐くこと自体が、底の浅さを示してますよ」

「薄っぺらい事ぐらい自覚しているけれどね。まぁいいさ。めんどくさい。どうでもいいよそんな事は」

「そして最後に思考停止。見事なコンボですね。御見それします」

「褒めんなよ」

「そして人の話も聞かない」

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『日常机上』

「日常において重要な事はナンダロウか」

「さぁなんなのでしょうかね。日々正しく生きることでしょうか?」

「日常の意味を失わない事だ。日常のある意味。日々を生きる意味。“生きる意味”」

「また大分、曖昧模糊として意味不明瞭ですねぇ。それはほぼ何も云って無いのと同じ事じゃないですか? 何も云って無い。どぅーゆーあんだーすたん?」

「どーかな。何も云って無いのと同じなのは今に始まったことじゃなかろうよ。今更ではあるがね。問題なのは、さて、日々を生きるということ、その意味を考える事だ」

「さて、それもまた、どうなんでしょうね。でっかい事に語ろうとするとき、それはまた結局机上の話にしかならない。単純明快な答えなど無い。いえ、単純明快な答えでは全てを表現する事はできないんですよ。単純明快な解を幾つか挙げたところで、それはまた一つの思考停止に過ぎない。思考が停止しているに過ぎない」

「それはまぁ、その通りだろうさ。こんな何かで、何かを語る事などとうてい不可能なのだ。それが出来ているならば、“それは勘違いに過ぎない”。──それはそうなんだよ。間違いなくね」

「ならばそれで尚、それでも尚、こんな事をする意味は?」

「その思考停止すらをも、許容してはならないのだ。なにも云ってないのと同じでも、何も語っていないのと同じでも、何も考えていないのと同じでも、それでも何も語らない事を自己に赦してはならないのだ。“それが日常を生きる意味なのだ”」

「例えそれが机上の空論であろうとも」

「喩えばそれが日常の空論であろうとも」

「その程度の空虚な理論ですら」

「空論すら放棄してはならないのだ」


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― 燈宮 仮月 ―
Hinomiya Kaduki

趣味/
 「読書」
 「音楽鑑賞」
 「妄想」

座右/
 「初心忘れるべからず」
 「思い立ったが吉日」
 「継続は力なり」

口癖/
 「結局は程度問題」
 「時と場合に因る」
 「何事も経験」

欠点/
 「すべて狂言、、、、、

 
『他ならぬ、他人の為に』
『それはつまり、因果のように』
『世はなべて殊もなく』
コミックス・コード
『爆発的情報進化 Meme Explosion』
『Fight and Flight』
『重力の中』
『ロストリモート』
『あんちのみ?』
『日常机上』
『頭蓋骨と頭痛の間で益体も無い話』
『都市なる伝説 Netlore』
『感情と、機械の生物 nothing but ism』
『“特別”もいずれ』
『Letter』
『細胞奴隷』
『死ヲ希シ慮ル事念ズ』
『All are the gradations』
『オール オア ナッシング』
『いつかの心を 忘れる心 for me any more』
『一般的に一般人は一般的に云って一般以下である』
『引き篭もりの愚者』
『人災について』
『世界の片隅で愚痴を云ったら自分に返ってくるって意外と真理』
『危機感欠如認知バイアス Somebody else's problem acknowledgment bias』
『命の重さ──言葉の重さ Weight the mind』
『Fortuna amicos conciliat, inopia amicos probat. 』
『せめて人間らしく』
『傾ぐ世界 Poltergeist』
『自殺考察(1) 墜落追悼』


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フジテレビ“ノイタミナ” TVアニメ 東のエデン
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
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