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『この世ので最も尊いものは』

「この世で一番、最も尊いものを教えてあげよう」

「……へ? は、え? えぇええええ!?」

「──なんだその反応は」

「え? い、いやいや別になんでもないですよ? えぇなんでもありませんとも……!」(ドキドキ

「変な奴だな。いつも以上に変だ。なんか変なもんでも食ってどっか頭でもぶつけでもしたか?」

「う、うるさいですねッ。そんな事はどうでもいいからさっさと先を言って下さいよ!」

「ふむ、可笑しな奴だ。……それはそうとそうだな、お前、“この世で一番尊いもの”はなんだか解るか?」

「──え? それを私に言わせるんですか? それってなんか違いません……?」

「なんにも変なところはないな可笑しいところもないな。良いからさっさと言ってくれ。時間が勿体無い」

「………………愛です」

「──はぁ、下らないなぁ。あながち悪い答えでもないが点数で言えば20点未満だ」

「え? えぇええええ??? 20点ってなんですか!? 愛を教えてくれるんじゃないんですか??」

「は? 誰が愛なんて下らないものを教えると言った? 俺はただ尊いものを聞いただけだ」

「どう聞いてもあれは愛の告白でしょう!?」

「どう聞いてもあれは真の哲学だろう。愛などという蒙昧なものと一緒にするn」

『メガトンパンチ!!』

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「さて、鼻血も止まった事だし速く本題に入ってしまおう」

「乙女の純情をもてあそんだ罪はマリアナ海溝よりも深いデスヨ」

「じゃあマリアナ海溝に沈めてみろよゴメンナサイ冗談です殴らないで」

「こんな馬鹿の言葉で一瞬でも傾いた自分の心が許せない」

「俺の事はドウデモイイが哲学を馬鹿にすることは許さん」

「あんたのは哲学じゃなくて似非哲学でしょうが」

「似非でもなんでも哲学と言い張れば哲学なんだなぁコレが。嘘だけど」

「嘘かい」

「じゃあこの世で最も尊いものは何だ?」

「まだ聞くんだ──お金、とか言うんじゃないでしょうね?」

「馬鹿も大概にしろ。金なんて所詮、ただの通貨じゃないか。それが一体何処をどうすればこの世で一番尊いものになるんだ? まだ“愛”と言ってる方が現実的だ。どっちも下らんがね」

「でもお金ないと生きていけないですよね? とっても重要じゃないですか」

「重要といえば様々なものが重要だよ。生きていく上で欠かせないものなど沢山ある。金は勿論、能力や性格、自愛と他愛、身体や脳みそ、酸素や大地や地球、他者の存在、学問、文化、どれ一つ無くして人間らしい生など有りえない。金などその要因の中の一つに過ぎない」

「はぁ、まぁそうなんですけどね……重要といえば重要でしょう?」

「俺がいつ“人間にとって”尊いものだと言った? 俺は“この世で一番尊いもの”はなんだ?と聞いたんだ。この世で一番金が重要なのか? 地球よりも? 太陽よりも?」

「あぁすみません。質問の意図を勘違いしておりましたヨ」

「じゃあ理解した上で三度目の正直だ。『この世で一番尊いものは何だ?』」

「それは────“人間”です」

「ふん、50点だな。半分正解といったところだ」

「じゃあ、完全無欠の正解は何ですか?」

「その正解は──“意識”だ」

「……『人間』とどう違うんですか?」

「人間“なんてそんな”必要ない、人間“である”必要はない、そういう事だ。人間そのもの、人類という一くくりで尊いわけじゃないのさ。人類の中の9割以上の人間は本来必要ないし、居る必要もない。“人間”という答えそのものには『人間の命は大事である』という含意が含まれる。だが、人間の命はこの世界において本質的には重要じゃないんだ」

「はぁ……えぇ!?」

「『この世』ってのはこの世界の事で、物理宇宙の事だ。決してこの人間社会のことでもなければ文明のことでもない。そんな社会規範や倫理というものを“超えた先にある本来的に尊いもの”。それが俺が今聞いている“尊いもの”だ」

「善悪の彼岸、って奴ですか?」

「こんなものは哲学の道程に過ぎない。まだまだその領域は此岸に過ぎない。この物理宇宙において『人間』は然して重要ではない。重要なのは“意識”そのもので、人間がソレを持っているから、少なくとも今のところ人間が必要であるという意味でしかない」

「人間が居ても、意識があっても──この地球や宇宙がなければそんなものに意味はないでしょう?」

「宇宙がないなら人間は産まれ得ないが、“意識”を内包しない宇宙に存在意味はない。何故ならば、その宇宙は観察されないからだ」

「宇宙を──観察?」

「存在しない宇宙に実在はなく、意識のない宇宙に存在意義はない。故に、『意味のある宇宙』には“意識”が存在することが前提となる。結果、『この世で一番尊いもの』は“意識”となる。意識はあらゆるものの存在に先んじて重要なんだよ。それこそ、“この宇宙”よりもね」

「そんな──もんですか?」

「この世界に意味を与えるものは真実“意識”だけだ。さぁ空を見上げろ、宇宙を目にしろ。その“視覚”なき世界に色がある意味はなく、光ある意義はない。夏の匂いをかげ、五感なき世界に微粒子は寄る辺なく消え去ろう。不完全な世界に怒りを感じろ、美しい心に歓喜を上げろ、意識なき宇宙には、何もないのだ」

「でもあなたは──人間は必要ないという」

「宇宙を知らぬ人間よ、存在する意味も考えぬ人間よ、ただ死ぬためだけに産まれてしまった人間よ。彼らの存在する意味は? 彼らが意識を持つべき理由は? 宇宙に意味を見出さず、意味を与えない人間が、この宇宙で生きる意味は? 彼らは何を残すのだろう? 何を残せば尊い存在となりえるのだろう!」

「それでも彼らは──生きてます。愛を知り、子供を作り、未来を次代へと繋いで行くのです」

「それは、……ただの行為に過ぎない。この物理宇宙において、彼らの行為はただ物理的連続性を持って行われる生物学的行動に過ぎないのだよ。彼らが彼らである必要はないし、他の誰でもいいのだ。誰が死んでも意味はなく、誰が生きても変わりはない。それがこの宇宙、物理宇宙の本質である」

「それは、彼岸の理論ですね」

「此岸など、下らない。下賎蒙昧な規律よ。必要なのは真実意識だけで、人間がより豊かに生きるための装置など重要ではない。そんなものの為にこの意識を歯車にする方が間違っている。この意識は本来宇宙の為に活かされるべきで、人類の為に生かされるべきではないんだ」

「豊かになったからこそ、人間はより高度に科学を発達させ、宇宙を観察できるようになったんですけれどね」

「豊かさも遊びも余裕も必要だが、その為に忙しなくなってしまうのは間違いだ。この意識は最大限に存在を発揮されるべきで、ただ浪費することに意味はない。何度でも言おう、人類の数が無駄に増える事に“意味なんかない”。増えれば増えるほどに、“人間一人ひとりの意味は軽くなっていく”。お前は既に、喪失したも同然だ。何故ならお前には、『もはや意味などないからだ』」

「哲学至上主義者が。その狂った理論を人に聞かせるな」

「哲学こそ至上命題よ。その他の雑事など他愛もないわ。恋愛至上主義者が、愛がこの物理宇宙においてなんの意味を持つというのか」

「物理宇宙なんてどうでもいいんですよ。ただ我々は精一杯生きるだけです」

「それが、お前という存在の意味をこの世から消しさるんだ」

「“この世”もどうでもいいんです。私に必要なのは、私と私を構成する人たちの存在です」


「哲学を忘れた動物よ、お前は何を求める」


「ただ、一つでも多くの愛を」


「宇宙を感じぬ動物よ、お前は何処に行く」


「ただ、此処に居る」


「それは、ただの“餓鬼”だよ」


「なら、あんたはただの“死人”だね」


「なるほど。それはそれは────真実まさしくそうかもしれないな」


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『フラクタル・アニメーション Fractal Arts』

フラクタルアニメーション。BGMはYouTubeの動画説明にて確認してください。

ようやく製作したフラクタル動画を一般公開することが出来た。
此処までの道のりは長かった──主にmp4に変換するのに苦労したとかその辺

総ての動画がHD画質で製作されているので、視聴する際にもHD画質にすることを推奨

詳細についてはいずれまとめたいと思うが、あまり詳しくは出来ないかもしれない。

──面倒なので(駄











あんまり遊んでるのもどうかと思うけれどまぁあれだ。コレも一つの芸の肥やしという事で

3D製作 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『或いは、本来の面白さをか To be or not to be.』

「うーん、可笑しいなぁ……」

「なにが可笑しいんですか?」

「俺が書いたエントリーは何故改めて読み返してみると、こうなんでか普通なんだろうか──」

「いや、十分変だと思いますけど……?」

「感覚的に云えば、もっともっと変で異様で可笑しい事を云っているつもりなんだが──なんかオブラートに包まれているような、そんな感じを受けるんだ」

「あれでもかい」

「俺はね、少なくとも自分の直感を信じているんだ。特に、“自分が面白いと思った話のネタは絶対に面白い”と、確信に近い絶対の信頼を置いてそう思っている」

「へ、へー……でも、あまり面白くなってないと?」

「そう云うことになるな。可笑しい変だ何かが違う。なんで面白くないんだろう、なんでこんなにも普通なんだろう。訳がわからないな」

「そうでもないでしょう?」

「あぁ解ってるよ。思いついたネタが面白いと思ったおれの直感は間違いなく正しい。少なくとも、“俺にとって面白い”という前提は満たしているし、俺にとって面白ければ、或いは世の中の数%の人間にとっても面白いはずだという結論は得られる」

「まぁそれは……そうでしょうけれど」

「しかし、だ。面白いネタだと思って書き上げてみればあら不思議、そう面白いわけでも無いんだ。勿論、ある程度は俺が云いたい事は書けてるし、ソレはそれで別につまらない訳じゃないんだが──何故か、思っていたよりは面白くないんだ」

「でもま、そんなもんじゃないですか? 面白いと思って作ってみたら案外面白くなかったとか、そんなもんだと思いますけれどね」

「いや……その他の遊びならば兎も角、ただの文章に限って書いてみたらつまらなかったという話もあるまい。そんなものは書く前から解る事だ。やってみたら案外、というのは他人から与えられた娯楽では儘あることかも知れないが、少なくとも自分で思いつき、自分で実行しようと思った創作活動であるならばそんな肩透かしはありえない」

「何故そういい切れるんですか?」

「それは“既に自分がそう思っているから”という他に無いな。既に面白いと確信したから、創作しているんだ。面白いと知っているからこそ、それを形にしたいと思ったんだ。──それになにより、自分の直感を信じれずに創作など出来るものかよ」

「あぁ、まぁそういうものかもしれませんね」

「第一さ、自分の中でだったら、つまらなそうだと思ったネタを形にしてみたら案外面白かった、ってことの方が多いんじゃないか? 面白いと思った直感は信頼に値するが、つまらないという感覚は存外当てにならない。そんなもんだとおれは思うけれどね」

「なるほどねぇ……」

「まぁ自分のエントリーが存外面白くなっていない理由は考えるまでもなく明白だ。つまり、“練りこみ不足”面白いと確信していたとしても、それを練りこまずにそのまま文章に起こしただけではそう面白くも出来ない。あらゆる創作に必要なのは推敲なんだよ」

「じゃあ推敲しろや」

「そんな時間は無いな。考えても見ろよ、毎日毎日、一銭にもならない事をつらつら考えてるだけで生きていけると思うのか? 推敲なんてしている時間はこの現代社会において何処にも無いよ」

「じゃあつまらないのはしょうがない事ですよねぇ」

「嗚呼、全くやんなる哉。ネタとネタとして正しく消化する時間も与えられないとは!」

「それはまぁ、色いろと自業自得だと思いますけれど」


「己が所業の総ては己が因果ですか。かといって推敲なぞしていたら更新できないよ」


「更新を取るか、本来の面白さを取るか。それが問題ですネェ」


「To be or not to be. という訳か。なるほど確かにそれはそうだ……酷く残念な話だが」


雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『目的を得るべき世界か否か Re:beralism』

「酷く個人的な事を云わせてもらえるならば、単一の目的というものが大局を左右してはならないし、ましてや大局が単一の目的を持ってはならない、のだと考える」

「はぁ──それはなんですか?」

「目的を持つという事は素晴らしい事だが、常に“正しい事ではない”という事だ」

「そりゃまぁ、目的ってのは行動の原動力になる物ですし、基本的には素晴らしいもので必要不可欠なものですし、それが間違ってしまえば時に多くの人間を不幸にする事もあるでしょう。それは当たり前の事ですよ?」

「確かにそれは当然の話だ。目的も努力も、正しい方向へ向けないならば結果はろくでもないことになる。だが、此処ではそれをもう少し拡大して考える。個人や組織における目的ではなく、社会や構造、もっと云えば世界そのものが持つ“目的”の事だ」

「それはまぁ……それでもそう違わない話だと思うんですが」

「事のあらましは変わらないが、その意味が違ってくる。上位構造が下位構造と同じ性質を持つからといって状況が変わらないわけではないというただそれだけの話さ」

「はぁ──んで、結局なんの話なんですか?」

「例えばの話、人類全員が一気に進化することを望んではならないという事」

「訳が解りませんね」

「それがどんなに“正しく見えようとも”それが正しい保証はなく、故に単一の目的に向かって邁進してはならないんだ。極端な政策は常に現状を破壊し、なんらかの不幸を世にばら撒く」

「現状に甘んじるべきだと?」

「誰もそうは云っていない。だが、現状を維持するのは重要だ。現状を維持できないで次善の策も何も無いんだよ。それを理解しなけりゃならない。大胆な構造改革ですべてが丸く収まるなんてのは夢物語だよ」

「さぁ、私は専門家じゃないんでその辺の話についてはノーコメントでお願いしますね」

「仮初の成長は現状維持の思想を希薄にさせる。何らかの形でその組織や構造が危機に晒されたとき、現状を維持できなくなるようならば、それは間違った政策だったという他無いんだ。バブルだかなんだか知らないが、それに浮かれて現状維持を忘れた人間が結局は破滅する。現状を維持する事は悪い事じゃない。現状を維持できないような体制を作ることは大勢の人間を不幸にするという意味で『悪』だよ」

「はぇ……それで、それと“目的”という話がどう絡んでくるんですか?」

「大分話が逸れたな、今の話は忘れてくれても構わないぞ」

「関係ないんかい!」

「例えるに、人類のあずかり知らぬところで世界の方向性が決められてはならない。それは人倫法制に反する行為だ。その意味では、人類補完計画などもっての他だな」

「いきなりアニメの話をしないで下さい──ソレは置いといて、まぁ確かに知らないところで自分の行く末を決められてしまうって云うのはちょっといい気はしませんね」

「極少の個人や組織が目的を持つことは推奨されるべきだが、それらを総合した社会が目的を持つことは許されないんだ。その巨大な流れに個人は逆らえず、ましてやその結果がどうなったところでもはやその変化は不可逆で、どんなモノであれそれは現状を破壊するに足る致命的な現象だ」

「でもまぁ、変化しないでいいというわけでも無しに──ましてやそんな無政府主義者みたいな話は現実的じゃないですよ。世界に必要なのは市場原理だけではなく、積極的な市場コントロールです」

「俺の言葉が無政府主義の推奨に聞こえるのかね? だったらどこかが可笑しいんだな。俺は一言も政府がいらないとは言って無いし、コントロールが要らないとも云っていないぜ」

「そうとしか聞こえませんでしたが?」

「政府の仕事は“現状維持”でもあるという事さ。未来を作り出すための現在を重要視しないで何の為の政府だというのさ。極小個人や組織だけが利潤を求めていたらすぐに世紀末だ」

「世紀末はもう10年近く前に終りましたけどね」

「兎に角俺は無政府主義者じゃあなよ。寧ろ積極的な介入こそが結局は富の再分配を生むと思っているんだがね──ま、その辺の話は今回とは関係が無い。俺が言っているのはもっともっと“巨大な話”なんだけどな」

「巨大……というと?」

「宇宙、科学、宗教、あるいは神……そう云ったモノが“目的”をもつべきでないという話さ」

「話がすっごい飛んだよ!?」

「科学は目的と持つべきじゃないし、宇宙は目的を持ってはいけない、神は目的など持たないし、宗教は目的を謳うべきではない。というそんな下らない話さ」

「でも、まぁ宇宙とか科学はわかるんですけど……別に宗教ぐらいいいじゃないですか。愛! アガペーは人類を照らし出しますね。隣人を愛しましょう。それは良い事素晴らしい事デスね」

「そんなものは要らん。愛だなんだに頼ってるから人類はいつまで経っても動物から進化しないんだよ」

「えぇー……今の発言は聞かなかったことにしといてあげますよ?」

「下らんな。まぁ個人がどんな目的を人生に抱こうが知ったことじゃないしどうぞ御勝手にとしか言いようが無いがね。画一化された目的なんぞに頼ってる時点で底が浅いぜ。それを悪いとは云わないが、俺だったらそんな人生は御免こうむる」

「夢が無いですね。ついでに愛も無い」

「余計なお世話さ。──さて、話を戻そう。科学も世界も宗教も目的を持つべきじゃない。そんな限定主義は世界ためにならないんだよ。何故だか解るか?」

「現状維持のためにならないからですか?」

「多様性を失わせるからだ。多様性無き世界に面白みは無いな。そんなものは存在する必要が無い」

「そういうあなたは既に目的的な発言をしてますけど?」

「俺個人の発言で世界はどうにもなら無いよ。俺という存在が多様性の一角で、だからこそ俺の発言は許容されるんだ。だが、俺の考えが世界中に蔓延する事を俺は望まない。それは動脈硬化で、思想的多様性の死滅で、人類の破滅だ」

「小難しい事いってるけど別に大層な話でも無いですよね」

「それは別に構わん。同様に科学も目的を持ってはならない。科学は常に発展するべきだが、その発展を“目的”によって制限、或いは捻じ曲げてはならない。人類の進化をおれ自身が望む事はどうでもいいことだが、科学技術が人類の進化を強制してはならないんだよ」

「科学技術による人類の強制的進化とは?」

「さぁ、その辺は自分で考えてみてくれ。多分にSF的な話だけどな。同じく世界も目的を持ってはならない。……いや、少し違うな。此処までの話でもそうなんだが、それらはこう云い変えることが出来る。つまり、“目的を持つべきだと考えてはならない”」

「はぁ……?」

「これこれこういう事は素晴らしい。だから世界にはこれこれこういう目的があるべきだ。これこれこいういう目的を持つべきだ。そして“それを目的にしているに違いない”」

「宗教的な話ですね」

「限定主義者も、目的主義者も、宗教の一種には違いない。ましてや、その他の主義であれ思想であれ、それが不変的な価値であると思い込んでいるならばそれはもはや総て“宗教”なんだよ。目的を持ち、目的を達成したがる宗教だ」

「そういうモノは、あるべきではないと?」

「あっても構わないが、“そうあるべきであると考える”べきではないし、“そうであるに違いないと思い込む”べきでもない。同様に“この目的を達成する事が人類のためであると信じ込む”べきでは絶対に無い、という話さ」

「なるほど。それが、大局が単一の目的を持つべきではない、という事の本質ですか」

「そうだ。この場合、大局とは個人や組織が持ちうる“世界観”であり、その目的が“主義主張”だ。勿論、主義や主張を持つことは悪い事ではないが、それが絶対唯一の価値だなんて信じ込む事ははた迷惑なんだよ」

「まぁそうかも知れませんけれど……ね」

「とま、そうは云ってもこの世界は既に多様性が過ぎる。過剰な多様性は逆に多様性の価値を損ないかねないな。少し切り捨ててもいいんじゃ無いだろうか、いろんなものを」


「それはまた過激な発言ですね──」


「過剰な思想も悪くは無い。それも多様性の一角だ」


「あなたの思想は人を殺しかねませんけどね」


「はん、──こんな戯言で、人が死ぬものかよ」


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『Justitia saepe causa gloriae est. 』

「ユースティティア・サエペ・カウサ・グローリアエ・エスト」

──正義は、しばしば栄光の原因となる。


・正義は我にあり!

……なーんて言葉ほど信用の置けないものは無いか
今時絶対的な価値や真理を信じている人間がいるでなし──まぁ居るんだけどさ

何でもかんでも、自分が正しいと思える人間が居ること自体、自分は不思議でならないのだけれども
何故、自分の考えが正しいと思うのだろうか。誰がそれを証明したのだろう?

──そんなもの、思い上がりも甚だしい。

畑違いの分野において自分の信念はどれほどの意味を持てるというのか
原理主義者でもあるまいに、自分の持てる知識が世界を救うとでも本気でいえるのか?

人間が井の中を出る事はありえず、ただ海を眺めることしか出来ない
木を見て森を見ないように、人間は総てを網羅して認識する事はありえない

──世に多くはびこっているモノは、多かれ少なかれ、専門バカだ

専門家が異分野に口を出して合理的である可能性は非常に少ない
何故ならそれらは、現実に即さず、日常において非合理的だからだ

物事にはすり合わせが常に必要で、リソースの間において必要かどうかを判断しなければならない

人間が、全体の本質を理解する事は不可能だ。本質的に無理なのだから

だから、人間個人が持つものは非常にちっぽけで、矮小で、どうしようもなく、独りよがりだ


お前は何を知っている?

お前は何処まで知っている?

お前は何時になったら本当のことを知る?


……馬鹿馬鹿しいのは、それでも世界は廻ってしまうってところだ

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『雄弁は銀 沈黙は金 無言は──』

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1262196.html

「何事においても正しい言葉を選び文句なく正論な文章を組み立てるのは大変な事だ」

「あなたの場合は、基本的に色いろと問題ばかりですからね。もっと文章をわかり易く読みやすくする努力でもしたらどうですか?」

「肝に銘じておきたいが確約はしかねるな」

「いやいや確約しろよ。そんなんだからいつまで経っても進化しないんだ」

「読みやすくするだけが文章スキルじゃない。反対にこむずかしく語るのもスキルの一つだ。そう思わないか? 進化の方向は単一じゃない。俺はもっと変な方向を目指す」

「もう色いろと突っ込みどころ満載なんですがどうしたものでしょうかネェ……あと、それはスーパー屁理屈っていうんですよ」

「さて、常識的に考えれば豚インフルエンザが怖くてマスクをするのはいい事だが、それを文化的であるかどうかとか国民性がなって無いという話しに絡めるのは大きな間違いだ。だから、こいつは最初は正しい事を云っていたのに、最終的には大きな錯誤を犯していることになる」

「はぁ……話が見えませんが」

「云いたい事はわかるが、それが本当に正しいと思って書いたのならばこいつはただの莫迦だし、よしんば国際社会的にマスクをすることが可笑しかったとしても、それで即日本の国民性を馬鹿にするのは早計だ。日本国民がパニックになりやすいという指摘は“正しい”が、その後に続く言葉の所為ですべてが台無しになっている。あぁ全く持って台無しだ」

「前半正しけりゃそれほど台無しでも無いんじゃないですか?」

「終りよければすべてよしともいうが、始まりよければ問題なしとでもいうのかね。本来ならば、『総てよくなければ、全てよくない』だぜ。特に、こういう話において問題点がある議論はしちゃいけないし、なってはいけないんだ。──何故か解るか?」

「何故、と言われても……」

「いくら前半が正しくても、後半に問題があればそれはもはや言論として『大衆的に』“無価値”となる。それは理屈的には簡単だ。つまり、“揚げ足を取られるような言説は趣旨を相手に見落とさせ、感情的に相手を煽る文章は目的を相手に見失わせる”からだ」

「はぁ……」

「その意味で、この文章にはまるで価値がなくなる。折角正しい事をちょろっとだけ云っても、このように欠点だからの話は最初から相手にまともに話が伝わらない事となる。いいか? だからこそ完璧な文章を作らなければならないんだ。相手に本気で情報を、考えを伝えるつもりがあるならば、揚げ足を取られるような稚拙な説明は避けるべきだし、感情を逆なでするような言葉は慎むべきだし、そもそも合理的に間違った事など云ってはいけないんだ。そうでなければ、それはナンセンスな言論だ。端からする意味が無い」

「意味が無いとまで云われますか」

「相手に正しく伝わらないなら、相手にも自分にとってもそれは書くだけ読むだけ時間の無駄だ。よかったな、晴れてそんなものに意味は無いと断言できるぜ」

「ま、そんなもんかも知れませんね」

「正しい事をいってるつもりならそれでも構いやしないが、論理的合理的倫理的に破綻なく云えてるのかどうかぐらいは考えないと駄目だな。でなければ、こうして大量に突っ込まれる羽目になる。そうでなくても、やはり読む人間の大半を感情的に怒らせるような文章は──ほら、まるで云いたい事が伝わらない事に成ってしまうんだ」

「なるほどねぇ」

「こいつが言ってることは半分ぐらいは正しいんだ。豚インフルエンザ程度でパニックになどなるのは愚か。それで日本人だけがマスクをしているという事も事実なのかも知れん。だが、それを『国民性が低い事』に直結させるのは論理的には間違ってるし、それをそこで云ってしまうのは議論的には合理的じゃない。そんな余計な事を言うから無駄に突っ込まれる」

「確かに……無駄な事は云うなですね」

「“雄弁は銀、沈黙は金”なのだそうだ。バカスカ喋るよりは、沈黙の方がいくらかは合理的なのさ。……ま、それでもその格言に一つ付け加えるならばこうだ。『無言は石ころ』──終始喋らない人間にはそれこそ価値が与えられない。やんなるかなこの世の中よ。声が大きい人間はお得だね」

「面倒な事ですネェ」

「まぁそうめんどうでもないさ。云いたい事をそのまま口に出すんじゃなく、それがどういう反応を相手に起こさせるかを“普通に”考えるだけで事は足りる。普通に考えればな」

「でも、普通なんて言葉自体が今では曖昧ですけれどね」

「そうだな。あぁ全く、誤解を恐れずに書くことも大事だが、そもそも誤解されるしかないような文章を書くのはどうかしている。しかし、それもまた物書きとしての楽しさでもある」


「あんたの場合はただ言葉遊びしてるだけですけどね」


「──まぁ、それもそうなんだがね……」


雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『Et arma et verba vulnerant. 』

「エト・アルマ・エト・ウェルバ・ウルネラント」

──武器も言葉も、人を傷つける。


・言葉なんてものに、絶対的な信頼は置けない訳で
繰る言葉に神経を使わないならばそれはただの暴言だ。

かといって、云った言葉の100%すべてが正しく人に伝わる事などありえない。
必ず何人か何割かの人間は、言葉を誤読し、あるいは誤解する

認識そのものは多種多様で、感じ方が人それぞれなら、定型文ソレですら間違われる可能性がある

人は文中足りない部分を補い、思考で補完する能力があり、
その所為であらゆる文章は“誤解される可能性”をもつ

(正確にはそれは、“あらゆる人間は間違いを犯す可能性をもつ”であるが

しかし、じゃあ誤解をなくす為に細かく文章を補完していけばいいのかというとそうでもなく
そんな冗長な文章は誰も読まない。読まない文章に意味は無い訳だ

この場合、手短に伝えて誤解される可能性か、冗長にして誤読の可能性を限りなく減らすか
その二者択一となる(丁度いい文章それ自体が“手短”であると俺は解釈している。

説明が足りない文書は手短というのではなく、ただ単に間違った文章。
(ただし、その文章が誰に読まれるべきであるのかという文脈は重要であるが

結局、本当のところは誤解をなくすのが一番なのだろうが、多かれ少なかれ誤読をする人間は何を読んだ所でたいして理解はしてくれない。
だったら、そんな人間のために文章を冗長にする必要は無いのだ。

読者の数割を切り捨てることで、文章を最適化すること

これは、本来の世の中にも大きく当てはまる事項だ。

つまり、バカの相手をしていたらキリが無い

バカから搾取する社会も結構だが、そんな社会は発展できずに消えて行くのが目に見えているし、
よしんば存続したところで、そんなモノは無い方が良い。

──要するに、バカを作り出す社会は自分の首を絞めてるって話


雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『Nihil sub sole novum.』

「ニヒル・スブ・ソーレ・ノウム」

──何ものも太陽の下に新しいものはない。

・世の習いが勝ち馬に乗る事であるならば、敗者は必ず生まれる。
敗者による屍の上に勝者は存在するだろう。

──自分の足元に何も無いと思う人間は愚かで、本当は沢山のモノがお前を支え、生かし、そして死んでいっているのだ。

・勝者の責務は他者を見下す事ではなく、敗者を救済する事で
決して奴隷にすることではないのに

・市場原理と道徳倫理は相反し、人間を個人としてではなく、ただの労働力としてみなす
みなが襟元を正す事ができないなら、誰の為の社会だというのだろう

・太陽の下に万物が平等であるならば、今の状態は必然であろうが……

──意識を持った知的生命としては、限りない間違いだ。


・という思いつきの戯言で時間稼ぎ。うーん、独り言独り言


健忘備録 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『善悪の彼岸 Beyond Good and Evil』

「さて、彼岸には一体何があるというのだろう? 善と悪すらも突き抜けて、果てまで行き着けば我々は一体何を目にすることが出来るのだと思う?」

「果てまで行き着いたら、人は人で居られなくなります」

「『怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ』か?」

「『善悪の彼岸』Jenseits von Gut und Bose 第146節ですね」

「この場合、怪物というのは“思考”そのものの事だ。思考に特化し、純化し、深みに嵌れば嵌るほど、人は人間で居られなくなる。その思考はいつか善悪を超越し、彼岸へと限りなく近づいて行くだろう。それは、人間の精神としての極限で、人としての普通の生き方に疑問を持ってしまう泥沼だ」

「考える事は怪物に近づく行為ですか」

「深淵とは真理の事だ。そして人間にとっての真理とは“心理”の事である。人間の思考が希求する『真理』は物理的統一理論ではなく、『人間自身の存在原理を問うモノ』だからな」

「ならば、深淵を覗くとは──」

「存在原理を識ることだ。そしてそれは怪物になる事と同義である。なんという事だろうと思わないか? 人間の原理を知るものは、人間としての怪物となるんだ」

「でも、それはただの戯言でしょう? 知識ただそのものが人間を変質させてしまう事など稀です。ましてや怪物など──」

「確かにそれ自身はただのニーチェの言葉遊び的でもある。だが、それでも俺は思うんだよ、それは正しい認識であるとね。この言葉は肉体的な意味でもなければ行動的な意味でも無い。これは“精神的な意味での怪物”なのだよ」

「精神的な意味での怪物?」

「善悪の彼岸に至った者は、もはや“怪物”なのだよ。その思想といったら!! 人を人と思わなくなること! ただの状況を作る要因(ファクター)に過ぎないのだと認識する思考! 肉の塊であると唾棄することと云ったら! ──怪物と戦った人間は、それ故怪物となるのだ。それが善悪の彼岸だ」

「それは……確かに、普通の人に対極する怪物ですね」

「哲学すれば、思考を続ければ、いずれはあらゆる物を超越し始める。様々なものを、だ。──愛など浅い。答えはそこには無い。神などいらない。彼はなにも答えない。真理などいらない。欲しいのは真実だ」

「それが、真理なのではないですか?」

「真理など、証明不可能だ。確かな事など、何一つ無い。生も死も、一つの結果に過ぎない。倫理など、ただのルールに過ぎない。深淵を! もっと深淵を! もっと深く覗き込め! きっとそこには何かある!」

「それはただの暗闇では──ないのですか?」

「光あれかし! 総ては闇から、無から、ゼロから産まれたんだ。深淵こそが、総てのルーツである。“人間共の間で合意されただけの人間観”ではない。人間を、生死も、善悪すら超越した、“真実存在する意味を”!! すべてをゼロから考えるのだ。人間の為にすらならない、真実存在原理を私は探す」

「そして、あなたは何処に行くんですか?」

「善も悪も、それは人間の創作物だ。都合がいいから創った概念に過ぎない。そんな二元論は、ただの児戯である。そんな所に解答は無い。だから、超越する。善悪を。概念を。その先を。“善悪の彼岸”を目指す」


「そこに、何があるというのですか?」


「そこに在るのは深淵で、真理で……──そしてまた独り、ただの怪物が生まれる」

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『Vox populi vox dei.』

「ウォークス・ポプリー・ウォークス・デイー」

──民衆の声は神の声である。

                  んなわきゃあない

・まずった
更新するに足るネタは幾つも抱えているが、どれも書く気にならない
前回の“書かないフラグ”が見事に乱立中である……でも書かないで放置するのは正直惜しい

・書けない理由は簡単で、溜まってるネタがすべて中途半端だから
完全に頭の中で熟成して今すぐ書くべし、という状態になってないから

・普段ならそれでも気にせず書いてしまうのは
単純に他にネタが無いから無理やり書きながら完成させているから
ただ、ネタが豊富にあるときはそのどれを選べばいいのかもわからない

・もとより、選んだところでネタが混在している脳内では書ける自信も無い

──つまり、書けない

・だからあれほどネタは速く消化しろとあれほど……

・うぐぐぐ

・うぎぎぎぎ

・_ノ乙(、ン、)φ……

・そういえば此処最近、空気の匂いが劇的に変わったような気がする
夏独特の、あの熱のこもった空気のにおい

・特に、夜出歩くと匂いを強く意識する
『夜』という部分がキーワードなのだろうか

・たとえば、夜暗いために視覚情報が減り、相対的に匂いの情報の比率が高くなるのかなぁとかそんな戯言
考えてみれば、夏にも空にも冬にも空気にはにおいがあるのに、それに気がつくのはいつも季節の変わり目だけだ

・なんとも、心無い話ではある

・そんな自分は夏の涼しい夜に空気の匂いを感じつつ散歩するのが好き
そんなときはよくいい発想が得られる

・自分は結構、歩きながら、運動しながらの方が思考が純化する人間らしい
運動が好きじゃないから現実逃避でもしているんだろうか

・でも歩くのは好きだ。自分のルーツは多分、そこにある

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『Dum spiro, spero.』

「ドゥム・スピーロー・スペーロー」

──生きる限り、希望をもつことができる。


・今日とても面白い話を聞くことが出来た。
よくよく考えてみると、それ自体は可能であろうとも、やはりそれは異常事態だ。
とに、生命とは、意識とは、面白い形をしている。

http://www.mrc-cbu.cam.ac.uk/people/matt.davis/Cmabrigde/

・考えているネタが溜まり始めた。
速めに処理していかないと忘れてしまいそうなのでどうにかした方が良い

←どうでもいいが、これはここでは『書かない』フラグである。

・豚インフルエンザはもうどうでもいい
WHOだかなんだか知らないが無駄に危機感を煽るのは感心できない

そもそも今回のインフルエンザなんて危険性が普通のインフルエンザとほとんど違わない
つまり、普通に普通のインフルエンザを気にする方がよっぽど現実的だ
変異する可能性そのものだって普通のインフルエンザと変わらないのなら気にしてもしょうがない

弱毒性であるならば変異はそれほど怖くない
なぜならば変異は免疫に適合しなくなるだけで毒性を急激に上げるものではないから
ただし、スペイン風邪自身も最初は弱毒性だったらしい。

まぁどの道、なんらかのインフルエンザの流行は避けられないわけだが、
今回の豚インフルエンザがはやったら感染者数が通常よりも増えるため、相対的に死者も増えるが

毎年インフルエンザが流行るのは変異が早く免疫が効かなくなるからだ
ただ弱毒性ならばそれほど気にする必要は無い。そもそもどの道、毎年インフルエンザは流行る

そして毎年全世界で1万2万の人間は死んでいる
んでもって死者の8割以上は65歳以上の老人。若者はもっと気楽にしててもいい

まぁウィルス拡散に無関心な感染者が人口密集地に行くような馬鹿な真似すれば死者は増えるが

・ま、それでも自分は専門家では無いので断言も出来なければ宣言もしないけれど

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1955.html

・日本は本当に異常な国だなぁと思った──いつも思うが
もっとネットを活用しよう、そうしよう

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『詭弁について』

総ての人間が“論理的に”正しい事を言うとは限らない。論理を知らない人間は論理的に語れないだろう。──これもまた詭弁ではあるが

……世の中は果てしなく詭弁だらけだ。論理的であるという事と最善道徳的である事は両立しない。世の中は常に次善の策で動くものだ。

人を動かすために必要なのは論理ではなく感情に訴えるかどうか。ならば何の為の論理であるというのだろう?

何故ならば、心を動かされるという事とその命題が真であるという事には何の関係も無いからだ。論理を知るという事は冷静になる事で、冷静に判断するためにも論理を知らなければならない。

──それがアイロニーへの精神命題だ。

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『最善に続く最悪 Triage』

「理想を求める事は常にベストな事はではない。理想がベストであるという勘違いは結局のところ、ろくでもない結果したもたらさない」

「理想がベストで無いなら、一体何がベストなんですか?」

「現実さ。現実に即して考える事がベストで、その結果がベターだ。理想ってのはベストでもなけりゃベターでもない。そこに在るのは一方的な独善で、それがもたらすであろう結果しか視野に入れていないんだ」

「まぁ理想っていうのは高すぎるというものですからね」

「理想を謳うな。妄想を喋るな。最善を垂れ流すな。──現実を見ることができないならそもそも現実に口出し無い方が良いんだ」

「別に口出しもしないでしょう、大半の人は。ただ現実を生きているだけで」

「だけ? 生きているだけ? 現実を生きているだけだって? それが……それがどれだけ理に適っていないのか知っているのか? 自己が、己が、その意識が、知性が、どれだけ現実を知らないのか知っているのか?」

「──そんなこと、知りませんよ」

「世界、社会、組織、その成立をどこまで把握しているというのさ? 冷静に、常に正鵠を射ていると自信を持って云えるのか? その自信は、果たしてどれほどの知識の上に居座っているんだ? ……それは正しいのか?」

「誰もが、正しく居られる訳ないじゃないですか」

「あれも、これもと、まるで子供のようじゃないか。子供は世界を知らないから子供なんだ。大人ならば、もう少しまともにならなければな」

「まともって……どういうことです?」

「子供のように駄々をこねるなという事さ。世間を知れよ。その駄々は理に適わないぞ」

「じゃあその“理”ってなんなんですか?」

「それは“リソース(資源)”の事だ」

「資源……ですか」

「常識的なことを言わせてもらえれば、世界のほぼあらゆる場面においては『リソース』が不足している。十分なリソースを常に、どんな場合においても供給する事は“不可能”なんだ。何故か解るか?」

「はぁ……それは何故か──うーん」

「供給と需要の関係を考えれば解る。ほとんど総てのあらゆる活動にはさまざまなリソースが必要となる。開発、教育、経済……それらは金を、時間を、人員を、色んなものを投資しなければならない。リソースは供給であり、供給を支えるためにもリソースを供給しなければならない。しかし、その供給が過剰になったなら需要の関係から余剰分は無駄になる」

「無駄になっても貯めておけば良いじゃないですか」

「世の中にあって貯めておくことが出来ない資源などざらにある。しかもそれを貯めておく為にもリソースは要求される。特に市場原理が優先される経済において、無駄な備蓄、つまり在庫は首を絞める自殺行為になりかねない。維持費に費やされる金は、はっきりいって無駄になりかねないという意味でリスクが高い行為だ。社会的国家的に備蓄が必要なモノは沢山あるが、それら総てを十分に貯蔵しておく事もできない。その為の維持費は何処からも捻出し得ないからだ」

「あぁ……はぁまぁ大体解りました。リソースってのは扱いが難しいんですね」

「そして需要は常に一定ではない。この高高度情報化社会においては、特に莫大な需要が生み出される。情報は瞬時に伝わり、人々はそれによって行動を決定する。需要というものは時に供給を無視して爆発する。そういう場合はリソースなどお構い無しなのさ」

「ま、人間ってのは知らないことを知りえないものですから……」

「はぁ──世界の限界ってモノを知ってるのが大人ってもんだろう。いや、その程度で大人ぶるのもおこがましいとは思うがね……」

「リソースの限界っすか」

「リソースの限界が、世界の限界で、現実の限界だ。そしてそれは常時不足している。リソースを無視した言論などこの世のどの部分にも役には立たない。勿論、そう云った限界点を無視したアイディアってのも意味が無いわけではないがね」

「どうしてですか?」

「常識に縛られない発想は大事だ。おれもそうは思う…………だがま、それでも常識を解さない人間の発想だったらそんなものには意味が無いんだがね、やはり」

「ま、そうかも知れませんね」

「理想ってのは往々にしてリソースを加味しない。リソースに縛られた善というものは、“最善”とは云えないからだ。だが、最善を求めるためにもこの現実ではリソースの事を考えて行動しなければならない。解るか? それはある意味で、偽善的なんだ。最善にはならない。何故なら我々には限界があり、その限界を超えて善は成せないからだ」

「まぁ確かに……限界を超えて善は行えないでしょう。人的資源や物資が不足した中で、それ以上の行為は為せないから──」

「理想や最善やベストと人が云うとき、限界を考えていないならばそれらは無意味だし、逆に社会を混乱させる原因になる。オイルショックとかな──。素人は何も知らないからリソースを考慮しない言論をしがちだが、世界ってのは常に資源を前提に存在しているんだ。机上の空論砂上の楼閣……冷静に現状を分析しろ。そこでリソースの概念を適用しないなら何を云ってもただの無駄だ」

「はぁ……」

「トリアージという考え方を知っているか? 『人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること』つまり、あなたは軽度なので治療を後回しにし、こちらの患者を優先して治療しますよって事。そしてコレが重要。黒のカテゴリーに入れられた人間は“もう助からないので一切治療できません”という事だ」

「助けられないんですか?」

「黒 (Black Tag) カテゴリー0。死亡、もしくは救命に現況以上の救命資機材・人員を必要とし救命不可能なもの。 優先順位として彼らは一番最後に治療対称となる。いいか? 理想で最善を云えば総ての患者に治療を施すことだが、助からない人間にまで治療をしている余裕は現場には無いんだ。故に優先順位をつける。命の重さに優劣はなくとも、生死を分ける災害現場では“明確に優先順位が存在する”んだ。……それが何故かは解るな?」

「救急資源。人材や資源、つまり『リソース』が不足しているからです」

「その通り。そこで理想論など邪魔なだけだ。優先順位をつけないと助けられた人間まで殺しかねない。いいか? ベストではなくベターを求めるのが現場だ。現状のリソースで最大の効果を得ようと思ったら、駄目な部分は切り捨てるしかない。それはあらゆる活動の場においても必要な考えだ。効果が少ない部分は後回しにしろ、優先順位が高いところに取り掛かれ。それが“対費用効果で最大効率の最高効果”を得る唯一の行動だ」

「死に欠けの人間を見捨てることが、ですか」

「それを偽善と罵るなよ。無理なものは無理なんだ。理想論の通りにやってたら逆に死者が増えるんだよ。最善という理想を求めた先に来るのは次善ではなく、最悪の結果だ」


「最善ではなく次善を、ベストではなくベターを」


「“最大多数の最大幸福”を」


「そして総ては、“最大効率”に」


「死者を切り捨てろ。死に体を見捨てろ。冷静を現状を分析しろ。今必要なのは何だ? 騒ぐ事か? 混乱する事か?」


「今必要な事は──」


「総てを適切に、判断する事だ」


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『脳内クリアー現実逃避』

「唐突に大掃除を開始した室内。こんなことしている場合じゃないのに時間だけが無常に過ぎていく。でも掃除って楽しいよね」

「楽しいんだ」

「なんというかこう無心に成れる──理屈はよく解らんが、目の前のただその汚れにのみ意識を向け、手を動かすことが出来る。あの無心にただひたすらに掃除のみに没頭できるあの感覚は何なんだろうなぁ」

「さぁて、なんなんでしょうねぇ」

「意外と人間ってのは、掃除好きなのかも知れん……」

「というかお前が普段から掃除してりゃそんな時間取られるほど大掃除する羽目にならんかったんじゃ」

「毎日掃除しないでいて一年にたった一回だけ大掃除するだけですむなら時間効率的にはこっちの方が優れてると思うが……」

「うわぁ、……その発言はあまりしない方が良いですよ──女子には確実に引かれます」

「女の部屋に幻想を持っているような年齢でも無いがな。それはそうと別に普段全く掃除して無いとか埃がやばいとか洗濯して無いとか全くそう云う訳じゃないからな……勘違いするなよ……いやまじで」

「もう既に勘違いしている人続出だと思いますよ」

「なんという事だ……!人の話しは最後まで聞け」

「ネットで話を最後まで聞く人は結構少ないし、そもそも話半分にしか聞かないからたぶんあなたの弁明とか聞いてませんよ」

「なんたるちーや! ふぁ○○ゆー! まざふ○っかー!」

「そういう言葉はたぶんちゃんと聞いてますよ」

「ウッソマジデ」

「まじまじ」

「というかこの話の流れやばいな。色いろと問題ありすぎだ」

「別に良いんじゃないですか。誰か聞いてるでも無しに」

「そういう反応はどうでもいい」

「まぁあなたの場合その辺に山積みになってる本をどうにかした方が良いと思いますけどね」

「本を捨てるつもりは無い。しかしまぁ掃除していると色いろと忘れられて楽しいなぁという話」

「それただの現実逃避なんじゃないですか……?」

「マジデ」


雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『ノブレスオブリージュ』

「実は前回の更新分でエントリー数100を突破したんだが──」

「なんというか締りが無いですよね。まとめで100踏んじゃうとか」

「まぁ別に何で踏んでもあまり意味は無いと思うが、意識して踏むのと踏まないとのでは雲泥の差はあるな。それに、やはり100回目は100回目だ。なんかしら記念的な意味も欲しかったところではあるな」

「というか、本来ならば4月中に踏んでいなければいけなかったんですけれどね……真面目に更新していればこんな時期に意味も無く踏む事もなかったのに」

「本当に不毛だな……」

「あなたの頭の中が不毛の大地ですよ」

「枯れているとか云うな」

「それで、今日は何の話をするんですか?」

「それがネタが無い。いや、全然あるんだけど丁度良いネタが無い」

「丁度良い?」

「まぁ、つまり101回目の更新にふさわしいネタだ」

「知らんがな──あんたの都合なんて」

「俺の都合以外のなにが優先されるというのだ、いや無い」

「北斗有情破顔拳をくらいたいようだな」

「ぼうりょく反対!」

「安心しろ。手加減してやる」

アーーーー!!

「こんな事になるなら素直にメモで終らせておけばよかったゼ」

「今更デスね」


・豚インフルエンザの動向は相変わらず静観中
どの道、個人に出来る事など何も無いし
せめて致死率が低い事を祈るだけだな

・アニメ『東のエデン』が地味に面白い
まだまだ謎だらけだが、一部見えてきたような感じもするし
二万人ニート失踪事件の唐繰も……

しかし100億か……そんなもので日本を救えるのかネェ
政治家がどれだけの金を持ち、どれだけの金を動かしたところで
現状がこんなものでは──ま、政治など自分には全くわからないんだけれどね

……Noblesse oblige──君が救世主足らん事を

・考えてみれば日本において貴族の義務も何もないな──
金持ちがそれを自覚して社会にそれを還元するなんていう土壌は日本には無い
それは──酷く残念な風土だ

・その意味では自己を、主義を、考えを、“自覚”する事
自覚的である事はなによりも重要な事だ

ありていに云えば、“自己を自覚的に生きない限り”それは人間の『生』ではない

それが“人の生”、『人生』である事を自覚しなければ、人間的でない

・ルサンチマンなどに浸っている暇があれば上を目指し、
上に着いたらノーブル・オブリゲーション、自分の持てる物を下へ還元すべきなのだ。

・そんな夢物語

雑記断片 / COMMENT:0 / TRACKBACK:0
『個人的生活の範疇においての主義につにて』

前回の更新と盛大にだぶる部分があるが、今回はより個人的な趣味主張となる。

思想的に虚無な人間は存在しないが、政治的に虚無な人間は存在する。政治という巨大な社会組織はある意味で個人から離れたところに位置する概念だからだ。

ただし、政治的に虚無な人間はありていに言えばある種の利己主義者であり、自己に関わらない事象に意味を見出さない。大局的なシステムを理解できない人間が何を云ったところで、社会に益するところは無いだろう。

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― 燈宮 仮月 ―
Hinomiya Kaduki

趣味/
 「読書」
 「音楽鑑賞」
 「妄想」

座右/
 「初心忘れるべからず」
 「思い立ったが吉日」
 「継続は力なり」

口癖/
 「結局は程度問題」
 「時と場合に因る」
 「何事も経験」

欠点/
 「すべて狂言、、、、、

 
『他ならぬ、他人の為に』
『それはつまり、因果のように』
『世はなべて殊もなく』
コミックス・コード
『爆発的情報進化 Meme Explosion』
『Fight and Flight』
『重力の中』
『ロストリモート』
『あんちのみ?』
『日常机上』
『頭蓋骨と頭痛の間で益体も無い話』
『都市なる伝説 Netlore』
『感情と、機械の生物 nothing but ism』
『“特別”もいずれ』
『Letter』
『細胞奴隷』
『死ヲ希シ慮ル事念ズ』
『All are the gradations』
『オール オア ナッシング』
『いつかの心を 忘れる心 for me any more』
『一般的に一般人は一般的に云って一般以下である』
『引き篭もりの愚者』
『人災について』
『世界の片隅で愚痴を云ったら自分に返ってくるって意外と真理』
『危機感欠如認知バイアス Somebody else's problem acknowledgment bias』
『命の重さ──言葉の重さ Weight the mind』
『Fortuna amicos conciliat, inopia amicos probat. 』
『せめて人間らしく』
『傾ぐ世界 Poltergeist』
『自殺考察(1) 墜落追悼』


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国民が知らない反日の実態
FreeJapan.TV (国益最前線)
マンガ論争勃発-継続中
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日本経済をボロボロにする人々
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
化物語
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