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『創作は狂気的であるか You need chaos in your soul』

物語る作品というのは、物語る人の思想や狂気、ガイキチぶりを見て楽しむものだと思うので。

これには酷く同意してしまう。同意せざるを得ない。

というかまぁ当然のごと、作品は当たり前のように作品自体を楽しむものなんだけれども、その作品の“楽しさ”を作り出しているのはやっぱり作者の『狂気的な思考』によって生み出されるのだと思うので。

狂気的とかいう言葉を使うとまるで作者がぶっ壊れた既知外のように思われるかもしれないが、至極当たり前の話をすれば本当にぶっ壊れた人間なんかは作品自体を作ることが出来ネェー訳。

じゃあ何を持って“狂気的”というのかというと、それはつまり『他人と違う思考が出来る』という一点に尽きるのだ。自己を統制しつつ、その上でぶっ壊れた考え方が出来てこそ作品を作れるようになるのだ。

自分の作品・思考が面白いかどうかを判断するためにも、一般常識は必要だからーね(ま、本当にぶっこわれた作者が居ないとも思わないが、そういうのは極少数派だろう。そういうのはそもそも作家として生存しにくい世の中だ

コレは別に、サスペンスとかホラーとかそういう意味に限らず、ギャグ漫画だって作者の(物語る為の)感性自体がどこか狂気的で、壊れていて、普通じゃない必要があるのだ。

誰も思いつかないことをやってのけるからこそ、作品は面白さを獲得できるのだ。

ある漫画にせよ、映画にせよ、アニメにせよ、それを作る人間の感性は何処か浮世離れしている必要がある。出なければ、その作品は残念ながら面白いとは云いがたいかもしれない。

ある登場人物の台詞に心が打ち震えたならば、その台詞を喋らせた作者の感性があなたを震わせたのだ。凡庸な感性で人を驚かせしむることは出来ない。それが定義だからだ。

あらゆる物語は作者の感性を、狂気を、ぶっ壊れたその思考を、他人にわかるように論理的にまとめた物に他ならない。見るべきものがない作品の中に、狂気はない。

You need chaos in your soul
to give birth to a dancing star. 

   Friedrich Nietzsche

跳ね回る星を生み出すには、
あなたの魂の中に混沌が必要だ。

   フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』

最初に必要なのは狂気で、それを“作品”にする為に技術が必要なのだ。“普通でなくない”作品の何が面白いというのさ、それはもはや概念的・定義的に面白くないに決まっている



……と、ここまで云ったところで自分にはもう一つ『信念』があって──それはつまり、


『どんな凡庸な設定の物語であろうとも、演出次第で面白くなる』っていう考えなんだけど。


どんなにどんなに凡庸で普通でつまらない設定であろうとも、それを面白くしようと思えば絶対に100%面白く出来る、って俺は考えている。(ただし、それを俺が100%実践できるかといえばそれはNoだ。人間1人には限界があり、俺には限界しかない

じゃあその凡庸な設定をどうすれば面白く出来るのかといえば、勿論、演出以外でない。つまり、設定以外の部分、“演出・脚本・画面構成・他もろもろ”の総てをその作品が面白くなるように最適化すれば、おのずと面白くなるという事だ。

この場合、脚本であれば、つまり台詞や登場人物やら性格やら何やら、プロットからストーリーから最終的なオチまで総てを作品の面白さの為に最適化することに他ならない。

演出であれば最適な画面効果、構図を見つけ出し、最も効果的なところで効果的な演出をすることだ。そうすればどんな凡庸な、それどころか馬鹿馬鹿しい設定の作品ですら面白く出来る。

(──というか、出来る、と断言するくらいでなければ駄目じゃなかろうか、とひとりごちる)

その演出の為に、当初の設定が幾分か或いはほとんど無くなってしまったとしても、それはそれで最適化の結果に過ぎない。その凡庸な作品を膨らませ、面白さを注ぎ込んだ結果ならば、おそらくその骨格、最も基本的な部分でその作品のキモは失われていないはずだからだ。

じゃあ、世の中の作品の多くはその最適化がちゃんと為されているのかといわれれば、それは出来ていないんじゃなかろうか。でなければどうしてこんなに駄作と呼ばれるものが巷に溢れるのか

答えは簡単だ。答えるまでもなく当たり前の事だ。云うのが心苦しいくらいに。

つまり──なんらかの形で作品を作っているその総ての人間が、“才能溢れる人間ではないから”に過ぎない。

はい、当たり前の話ですね。才能がありゃ面白い話が作れる。売れなかった作品ならば才能がなかったんだろう。原因と結果の逆転だ。“売れたから才能が有ったんだ”と云ってるに過ぎない。

悔しければおれを楽しませて見せろ。そしたら才能を認めてやるよ。──そんな話

原作破壊すれば面白くなるわけじゃないし、過剰な演出すりゃ勝手に面白くなるわけでもない。才能があると自分でおもうなら、せめて売れるもの(楽しいと思わせるもの)を作らなけりゃならない。

──本当に大変な商売だよ。創作業はね


かく云うそんな自分も、同人漫画を描いている真っ最中ではあるけれども…………ね

製作者の大半は自分の作品が面白いと確信していると(或いは信じていると)、少なくとも俺はそう思っている。で、なければ、作者にはそれを作り出すモチベーションがない

では翻って、その作品が全ての読者などに受け入れられるかというとそんなこともまたない訳だ。(コレはもう色いろと要因はあるのだけれども。ゲームしてる人間は漫画読まない、“読む時間がないから”とかね

自分は面白いと思って製作しているが、それが読者にとって面白いかどうかは解らない。それが本当のところだろうと思う。面白い作品書けば勝手に売れるなんてのはま、幻想に過ぎない

マーケティングやコマーシャル、なんらかの触媒によって売れる量は決まってくる。基本は。あとはもう地道な口コミを待つしかないって所か

──全く因果な話だ。狂気的ですらある。


全てが自己完結してしまえるならば、難しい事を考える必要はないんだけどさ

次回も漫画についてちょっと話そうかと思う。漫画の漫画についてとか

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― 燈宮 仮月 ―
Hinomiya Kaduki

趣味/
 「読書」
 「音楽鑑賞」
 「妄想」

座右/
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 「思い立ったが吉日」
 「継続は力なり」

口癖/
 「結局は程度問題」
 「時と場合に因る」
 「何事も経験」

欠点/
 「すべて狂言、、、、、

 
『他ならぬ、他人の為に』
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